【4】遠い存在

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――――高校二年生の二学期。 クラスで席替えがあった。 偶然にも、私の目の前の席が海翔。 嬉しい反面、変に意識してしまって緊張してしまう。 私は視力が悪いので、授業中だけは眼鏡をかけている。 「みっちー、眼鏡かけたらガリ勉ちゃんみたいだな。」 「うん、我ながら似合わないから、嫌なんだよね……眼鏡。」 まじまじと海翔が見つめてくるから、恥ずかしくて顔が熱くなる。 嬉しいんだけれど、胸がドキドキして苦しい。
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