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……ああ、恥ずかしい。
今私の顔は、ゆでだこ状態……薄暗くて目立たなくて良かった。
「……おう。よろしくな。
てゆっか、何で敬語? やっぱり、みっちーは面白いな。」
……私の頭をポンポンしながら、海翔が嬉しそうに笑う。
よく見てみると、少しだけ耳が赤いような気がした。
「海翔……もしかして照れてる?」
「……みっちーの真っ赤なりんご顔には負けるけどな。
お前が校舎から出てくるの、ずっと待ってたから、めちゃくちゃ寒いんだけど。
……責任取って暖めろよ。」
そう言って、彼は私をぎゅっと優しく抱き締めた。
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