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――――数年後。
季節は、六月に入り初夏を迎えた。
二十二才になった私と海翔。
私達にとって今日は。
一生に一度の晴れ舞台。
「か……海翔!? その髪……どうしたの!?」
「へへ、サプライズ大成功?」
「うん、ビックリした。……じゃなくてっ!?
その頭じゃ、仕事に支障が出るんじゃ……。」
就職してからずっと、営業の仕事に支障があるからと、地毛の黒髪に戻していた海翔。
それなのに……。
髪が高校時代の時と同じ、茶髪になってる!? 何で!?
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