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「……っ!?」
もう少しで溢れ出そうだった、さっきまでの涙はどこへやら。
ピタッとそれが止んだ代わりに、私の顔はみるみる真っ赤に染まっていく。
いくらここが控え室だからとは言え……いつ、誰が、急に部屋に入ってくるか分からないのに。
そんな私の反応に、大満足したらしい海翔は。
手をヒラヒラさせながら、満面の笑みで、控え室をあとにした。
……ねぇ、海翔。
今更かもしれないけど。
私はあなたが、世界で一番大好きで。
世界で一番愛してる。
私に足りない部分を、いつもあなたが補って、助けてくれるように。
私も少しでも……あなたの力になりたい。
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