📖 数年後の二人 📖

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「……っ!?」 もう少しで溢れ出そうだった、さっきまでの涙はどこへやら。 ピタッとそれが止んだ代わりに、私の顔はみるみる真っ赤に染まっていく。 いくらここが控え室だからとは言え……いつ、誰が、急に部屋に入ってくるか分からないのに。 そんな私の反応に、大満足したらしい海翔は。 手をヒラヒラさせながら、満面の笑みで、控え室をあとにした。 ……ねぇ、海翔。 今更かもしれないけど。 私はあなたが、世界で一番大好きで。 世界で一番愛してる。 私に足りない部分を、いつもあなたが補って、助けてくれるように。 私も少しでも……あなたの力になりたい。
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