Red Wine

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僕は、 「そうじゃないよ、、、さっき、Sexに何も幻想なんてないって言ったけど、、、やっパリそうじゃないんだ。 僕はSexだけの関係の相手とも、ちゃんと快楽かな? を感じ合いたいんだ。 だから、やってる時も、終わった後も笑顔で見つめ合いたい、その感覚を快楽を共有したいんだ。 でも今のあなたは、多分そうならないと思う。 終わった後で、涙なんか見たくないよ」と言い、少し考えて、 「ねぇ、露天風呂でもいこうよ、、、入りたいでしょう、、、どう?」と聞くと、 彼女は、 「君、やっぱり、少し変」言う。 僕は、 「少しでも、とてもでも、どっちでもいい。 後悔したくないし、後悔させたくないから、今は、やめとこうよ。 それでも、もし、やろうって事に成ったら、僕とあなたとで最高のSexをしたいと思うけど」と付け足した。 彼女は、ウィスキーをまた1口飲んで、少し考えてから、 「初めての露天風呂か、、、行こうか、、、」と言った。 誰もいないのを確認した彼女は、僕に背中を向きながら裸になり、大きなタオルを身体に巻いた。 僕は、手ぬぐいを腰に巻かずに、手に持って浴室に入る。 彼女は、 「君、恥ずかしくないの?」と聞くので、 僕は、 「これが僕自身だから」と答えると、 彼女は、 「じゃあ、私も、、、」と言って、タオルを外した。 アキとも今日子さんとも違う、今まで関係のあったどの女性達とも違う、成熟期に向う大人の女性の身体がそこにあった。 露天風呂にしばらく黙って浸かっていると、彼女は、 「なんか、とても開放された感じ。 ねぇ、君の彼女の話、聞かせて?」と聞くので、 僕は彼女に、アミと今日子さんの事を、 「とても気に成る人(女)達がいるんだけど、ちょっとした理由が在って、僕が心を閉ざしていて、彼女達を受け容れる事ができないんです」と答えた。 彼女は、 「それでも、私とのSex はOK なわけ?」と聞くので、 僕は、 「あなたが、Sexだけを僕に求めるのならOKです。 さっきも言ったように、後悔しない自身があるなら、また誘ってください。」と答え、 「明日も、10時頃同じ所にいますから、もしよければ来てください。 お休みなさい」と言って、彼女を後にした。
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