Red Wine

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彼女は向きを変えて僕の膝の上に座り、硬くなった僕のを優しくさわりながら、 「ねぇ、何時まで、じらせる気?」と甘ったれた声で言うので、 僕は、 「じらせてなんかないですよ、あなたの全てを感じながら、楽しんでます。 あなたの、その紅色の笑顔、とても可愛くて、セクシーで、何か、胸が痛い」と答え、彼女の腰元から太もも付け根の辺りをゆっくり少し力を入れて手のひらで上下する。 「気持ちいいでしょう?」 「もっと気持ちよくしてくれる?」 そう言うと、彼女はニヤリと小悪魔っぽく笑い、僕を彼女の中に導き、ゆっくりと腰を動かした。 彼女の暖かいその中、自分の鼓動と彼女の鼓動がシンクロするのを感じる。 彼女は恍惚とした顔でその眼を開いたり細めたりしながら、 「私ね、今日1日中、この事ばかり考えてた」と言う。 僕は両足を開き、彼女の腰を抱きながら強く引き付け、腰をゆっくりと大きく振った。 しばらくすると、彼女の吐息は少しずつ荒くなり、その両腕を僕の背中に巻きつけた。 彼女の両腕が僕を強く抱きしめ、彼女の指の爪が僕の背中に少し食い込むのを感じた時、彼女は、”あぁ、、、”と小さく息を漏らし、その顔を僕の胸にしずめ、身体の重みを僕に託した。 彼女がヒクヒクと震えているのを感じる。 僕は彼女の髪を優しくなでながら、そっと彼女の肩を抱き、しばらくの間その髪にキスをしていた。 彼女は頭を少し起こし、僕を見上げて、 「あぁ、こんなの恥ずかしい、私1人、イッチャって、、、」と言う。 彼女のとても紅潮してはじかんだその顔は、少女の様な笑顔。 僕達はゆっくりと身体を離し、彼女が用意してきた赤ワインを口移しで飲ませ合う。 彼女は恥ずかしそうに、 「次は、いっ緒にねっ」と言う。 僕は、 「女性のこの時の顔、美しく思う。 トテモ好きなんだ」と言っら、 「もう、そんなHな事、よく真顔で言えるわね、、、」言いながら目をふせる。 僕は湯船からあふれる湯に濡れた少し暖かい石の床にバスタオルを引き、そのタオルを暖かい温泉の湯で浸し、そこに彼女を誘った。 腹ばいになって寝転んだ彼女の頭や顔をなでたり、指先で軽く愛撫したり、キスしたりしながら、はにかんでいる彼女を見詰めていた。
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