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私にはとても可愛らしい、小柄な恋人の女性がいます。
女子高に進学して彼女を一目見た瞬間に、恋に落ちました。
『一目惚れしました付き合って下さい!!』。
同じクラスになった彼女を。入学式当日に校舎裏に呼び出して。彼女を校舎の壁に押し付けて告白しました。
『いいですよ』。
私に校舎の壁に押し付けられた彼女が。無表情に私の告白を受け入れてくれた時は。天にも昇る気持ちでした♪。
それから毎日登下校もいつも彼女と一緒なのですが…。彼女と付き合い始めて一つの事に気が付きました。
『可愛いね。一緒に遊ばない?』。
『いいで…』。『ダメです!!。この娘は私と付き合っています!!』。
私は慌てて彼女の手を引いて、その場を離れました。
学校からの下校中に、私の小柄な可愛い恋人は。主に男性、稀に女性にも声をかけられますが。彼女は断ると言う事をしません。
『お願いだから断ってよ。貴女は私と付き合っているんだから!!』。
私の叫びに彼女は無表情に。
『貴女の告白も断った方が良かったですか?』。
『うっ…』。
そう、彼女は誘いを断ると言う事を一切しない娘なんです。
『うっ、うう。もしかして私の事が嫌いなの?』。
私が俯いて落ち込んでいると。
『ポムッ』。
彼女は俯いた私の頭を。背伸びをしながら撫でてくれて。
『好きですよ。大型犬を飼っているみたいで。目が離せない気がしますから』。
私の小柄な可愛い恋人の女性は。私の事をペットくらいにしか、思っていないのかも知れませんが。それでも私は、この小柄で可愛い目の離せない恋人が大好きです♪。
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