大和撫子はSだった

5/5

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
奥田に声をかけられて驚く松波さん。 「あ、バレちゃたんですね。私、大和撫子じゃないんですよね。幻滅したでしょ。あ~あ~、何時もこれがばれて降られちゃうんですよね。もうお別れですね」と言うと少し寂しそうな顔をしていた。 奥田は松波さんに「松波さん。実は、僕はMなんですよ。Sの松波さんとは合うんですよ。だから、SとMで合うから結婚してください。お願いします」と奥田は松波さんにプロポーズしていた。 それを聞いて松波さんは目が点になっていた。 しばらく黙っていたが。 「それって、プロポーズしてくれているの。奥田さんMだったの。本当に」 「はいそうです。隠していましたけど。僕はMです。だから心配ないですよ」と言うと笑っている。 その顔を見て松波さんは嬉しそうに笑う。 「では、SとMでよろしくお願いします」と言うと松波さんは奥田の頬にキスをしていた。 奥田はお店の中と言うのも忘れて、松波さんを抱きしめてキスをしていた。 それから、皆に羨ましがられながら奥田は松波さんと結婚をすることになる。 SとMのコンビで相性抜群の二人だった。               おしまい
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加