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8月中旬に入った辺りから、よしあきの気持ちはさらに荒んでいたようでありました。
よしあきは、製造工場の仕事がうまく行かなくなってしまった…と言うよりも、製造工場の待遇面の不満を口にするようになってしまいましたので、よしあき自身はショッケンで働きたくないと思うようになってしまったのでありました。
製造工場のお給料のことにつきましては、親会社の売り上げが伸びないことやケイヒセツヤクなどで頭を痛めているので、お給料は上げることができないので現状維持の金額でガマンしてほしいと言うことでありましたので、少ないお給料でも天引き貯金ができる制度がありますよと工場長が言っていました。
社内恋愛については、製造工場の従業員さんでもキューデン本社のOLさんとのお見合いイベントもあるので活用してみてはどうでしょうかと工場長さんが言っていましたが、よしあきは『キューデン本社のOLさんは製造の従業員の男を見下しているので、キューデンのOLとは恋をしたくないので、イベントがあっても参加しません!!』と言いまして工場長さんからの提案を全部切り捨ててしまったのでありました。
あれもダメだ!!これもイヤだ!!…
よしあきは、次々と切り捨てたあげくに、創業者の功績や待遇面の不満に加えて、キューデン本社の男性社員が製造工場の従業員を見下す言葉を言いまくったと言いまして、キューデン本社の男性社員に殴りかかって行ったり、キューデン本社で婚礼写真を撮っている時に乱入して男性社員に言いがかりをつけて行くなど…日増しにエスカレートしていましたので、工場長さんはよしあきは製造工場の待遇面に不満があると見まして、8月いっぱいで雇用契約を破棄するしかないと思いましたので、8月19日に雇用契約を破棄することが決まってしまったのでありました。
大村さんは、よしあきが製造工場の雇用契約が破棄されたことを聞きまして、今治市以外の地域にあります別の事業所へ転向させることを決めたのでありました。
大村さんは、製造工場の雇用契約が破棄された翌日に知人にお願いをしまして、JR松山駅の近くにありますキスケ(パチンコ店)の本店内にあります温泉施設によしあきを雇ってほしいとお願いをしたのでありました。
その結果、よしあきは9月7日からキスケの温泉施設で働くことが決まったのでありました。
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