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大村さんは、くみこに対してこのままだと3人とも心が壊れてしまうので、手遅れにならないうちに心のケアを始めた方がいいのではと言っていました。
くみこは、心のケアだと言うのであればくみことゆかだけにしてほしいと一点張りになっていましたので、大村さんは困り果ててしまったのでありました。
くみこは大村さんに『よしあきはケーサツへつき出しなさいよ!!』と怒っていましたので、大村さんはよしあきはケアをしたらダメなのかなと言いましたので、くみこはさらにやっきになってしまったのでありました。
「あのね!!心のケアをしてほしいのはアタシとゆかさんの方なのよ!!よしあきはアタシとゆかさんに対して強烈な暴力をふるったのだから、ケーサツへつきだしてローヤへ入れた方がいいのよ!!」
「よしあきさんは、心のケアは必要ないと…」
「当たり前でしょ!!」
「ゆかさんは?」
「よしあきさん…よしあきさんがアタシたちにきつい暴力をふるったことについては…悪いのはアタシなのです…」
「ゆかさん…」
「アタシがショッケンのキューデン本社の人たちと関わったから…製造工場の従業員さんたちを見下したから…アタシがキューデン本社の男性と社内恋愛をしようとしたから…企画の仕事をしていたからよしあきさんに暴力をふるわれたのです!!」
「ゆかさん…」
「大村さん!!アタシはショッケンに復職したくないから…」
「どうして?」
「キューデンの人たちと関わっていたらよしあきさんに犯されるから…ショッケンで働きたくないのよ!!それに…くみこが男を使ってアタシがデリヘル店で働いていることを言いふらした上に、アタシからお給料をまきあげて、ホストにみついでいたのよ!!もう許さないわよ!!」
「ゆかさん…ごめんね…」
くみこは、力ない声でゆかにあやまっていましたが、この時にひどく酒に酔っていて、真っ赤な顔をしていたよしあきがとなりの部屋から出てきたのでありました。
よしあきは、となりの部屋から出て来るなりゆかに酒を求めてきたのでありました。
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