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大月さんは、ゆかとよしあきとくみこを助けて行くことができなくなってしまったのと同時に、よしあきがショッケンに対してキョーハクやイカクをして来る危険性が高くなったので、会社と従業員さんたちを守るためにゆかとよしあきとくみこのケアをしないことに決めたのでありました。
この時3人は、孤立無援状態におちいっていましたので、自分たちの力で解決をして行くより他はなかったのでありました。
ゆかは、松山市内のデリヘル店をやめた後に高松市内のファッションヘルス店とデリヘル店を掛け持ちしましておカネを稼ぐことにしたのでありました。
ゆかがかせいだおカネについては、よしあきとくみこの元へは1円も送金をしないことにしたのでありました。
送金をすれば、くみこがホスト遊びに使ってしまうし、よしあきが酒をのむカネに使うかもしれないと思っていましたので、ゆかはこの時、よしあきとくみこを置き去りにして、どこかへ逃げようと思っていたのでありました。
ゆかは、他にもショッケンのキューデン本社で働いていた時の仲間たちと会いたくない状態になっていましたので、ますます気持ちが荒んでいたのでありました。
くみこは、14歳の時に起こした男のトラブルが原因で親族たちから見離されていましたので、助けを求めることができなくなっていましたので、さらに孤立を深めてしまったのでありました。
今、くみこの親族たちは、くみこのことよりもくみこの兄夫婦のたったひとりの娘が挙式披露宴を控えているので、おめでたいムードをぶち壊さないでくれと言う状態になっていましたので、くみこのことなど知らないと言うことでありました。
ゆかはこの時、よしあきとリコンすることを決意していたのでありました。
ゆかは、デリヘルとファッションヘルスでおカネをかせいで、一定の金額がたまったら、四国を出て東京で優雅なひとり暮らしをしよう…そして、小さいけれど、ナイトクラブを開店させて、ナイトクラブのママとして生きて行くことにしようと思っていたのでありました。
今のゆかの気持ちは、女ひとりで生きて行くことしか他に方法がありませんでしたので、ショッケンに復職をすることは頭にはありませんでした。
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