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アタシがパートを終えて帰宅をしたのは、深夜11時過ぎのことでありました。
アタシが家に帰って来た時、たっくんはベッドの中にもぐり込んで眠っていたのでありました。
ベッドのテーブルの上には、アタシが読んでいる『アネキャン』と『ママガール』と『ヴェリー』(ファッション誌)のいずれも8月号(だったかな…)あたりのママ水着の特集ばかりを読んだあとがありました。
たっくん…
またアタシが読んでいるファッション雑誌を読んでいたのね…
…って…
やだ、どういうわけ…
おかあさん水着の特集を読んでいたなんて…
ベッドで眠っているたっくんは、ふとんにもぐってしまった後に泣いていたのでありました。
たっくん…
ごめんねたっくん…
たっくんは…
友泉と一緒にお誕生日の夜を過ごしたかったのね…
ごめんね…
アタシはたっくんに何度も繰り返してあやまっていたのでありましたが、たっくんは泣いてばかりいましたのでどうすることもできなかったのでありました。
次の日の朝ごはんの時でありました。
たっくんは、新聞を読みながら朝ごはんを食べていたのでありました。
アタシは、たっくんに『ごはんを新聞はあとでも読めるからごはんを食べてよ!!』ときつい声で言いましたので、たっくんは『分かっているよ!!』とアタシに言い返して、新聞をバサっと放りました後に、黒の手提げカバンを持って家を出たのでありました。
アタシはこの時、たっくんにきついことを言ってしまったと思いましたので乳房(むね)の奥がひどく痛んでいたのでありました。
この日、たっくんは残業で帰りが遅くなりますので家の寝室のベッドはアタシひとりだけになっていたのでありました。
マゼンタのパジャマ姿のアタシは、ひとりぼっちでベッドに入った後に、パジャマの上着のボタンを上から3つ外してみました。
アタシは、ふくよかな乳房を包んでいる白のストラップレスのブラジャーの方を見てみました。
アタシの右の乳房にたっくんがつけたキスマークがくっきりと残っていたのを見たアタシは、深いため息をついてからこう思っていたのでありました。
最後に、たっくんとキスをしたのはいつだったかな…
たっくんとの肉体関係がこのところ減っているので…
友泉…
さみしいな…
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