第1章

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ポスっ と、何かに抱きしめられたような感覚がする。 私が今、立っているということは、この何かが私を助けてくれたのか。 私はお礼を言おうと、後ろを振り返った。 声が、出ない。 「牧……く……牧野、君……」 こんな偶然、あっていいの? 私今、起きてる?眠すぎて、夢見てるんじゃ…… 「守田、大丈夫?顔色悪いけど……」 牧野君の声……現実だっ……! 私は相手が牧野君だと、はっきりわかると、反射的に体を離してしまった。 心拍数が急上昇しすぎて、、、 「だいじょ……です……/////」 牧野君の前なのに、緊張して、うまく喋れない……! 「嘘つくなよ、守田。 隠しても、クマわかるぞ。」 牧野君、、そんなところまで、気づけるなんて……… さすが完璧男子だね。。
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