第1章

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「多数決の結果、スーパーボールすくいとホットケーキになりました。 では、これから2つのグループに分けて、作業を進めていきたいと思います。」 文化祭という響きに、私達は胸を踊らせる。 楽しい時のことについて、考える時は楽しい。 紗良なんて、もう大はしゃぎ。 私も、落ち着いたふりをしていても、実はなかなか楽しみにしている。 先生の提案により、私達は2つに分かれた。 私と紗良と牧野君はスーパーボール係になった。 「守田!」 私は先生に呼び止められた。 私が振り向くと、先生は短くも、恐怖の言葉を発した。 「そっちのグループ、まとめてくれ。」 え、、、なんで私、、?
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