第1章

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「おお、守田! 専門業者にスーパーボール、200個注文しただろ? それが今日届いたんだよ。 職員室には置いておけないから、教室の空いてるロッカーに入れておいてくれ。」 私が注文しておいてだけど…… 量が半端ない……… こんなの、私一人で持てるわけないじゃん…… 「失礼しました。」 とは言っても、持っていかないわけにも行かないから、私は重たいダンボールを一人で教室に運んだ。 なんで私がこんな事……リーダーなんて…… いや、悪い事を考えずにいい事を考えよう! さっき、牧野君、助けてくれたなあ。。 優しかったなあ。。 牧野くんの方がリーダーに向いてるよ。。 あれ、だんだんまたネガティブに……。 教室までの長い道のりをゆっくりゆっくり歩きながら、考えていた。
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