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あ、もうダメだ……
ダンボールが落ちそうになった。
落ちないように、私もそれを追いかける様に体が倒れていく。
「あぶなっ……!」
寸でのところで、私は、体を抱きとめられた。
この声……腕……服………
「牧野君………」
この距離に私の心臓は、動きを止めない。
顔の距離が近すぎて……このまま……
「美和あ!」
私は紗良に呼ばれて、びくっと心臓が跳ね上がった。
反射的に、私は牧野君と体を離す。
「ど、、どうしたの、、紗良、、、」
紗良……グッドタイミングで、バッドタイミングだね………
「いやさあ、教室でみんなが美和を探してたからさあ……
それより、美和、今牧野と…」「わぁー!わぁー!わぁー!」
私は紗良の言葉を遮った。
恥ずかしすぎて、いても立ってもいられない!
私は紗良を押して、教室に戻った。
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