第1章

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紗良はハッとした顔をした。 改めて数値で表すと、とてつもない点差だ。 「私って、、こんなに頭が悪かったの……?」 「今気付いたのかよ!! あ、せっかくだし、守田!俺にも勉強教えてくれよ!」 え!?私が牧野君に!!? 逆じゃなくて!!? 私のほうが点数低いのに……? 「無理だよ、牧野君。 私のほうが頭悪いもん!てか、私が教えてほしいぐらいだよ~!!」 私は明るく言ってみせた。 内心は色んな意味でドキドキだよ、、 「そんなことねーよ! 俺が点数いいのなんて、偶然だよ。 独学じゃなくて、ちゃんと教わりてーの!」 牧野君……やっぱり素敵な人だ……。 私が牧野君に惚れなおしたところで、勉強会は再開された。
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