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~わたし~
朝登校して先生からその事件の知らせを聞きました。
わたしが大切に世話をしていたウサギ達が惨い仕打ちを受けていたのです。
最初は信じられなかったのですが、この目であの子達の悲惨な姿を見れば死を受け入れる以外に道はありませんでした。
胸を苦しめるこの感情の名前は悲しみです。涙と一緒に流れる熱い気持ちは悔しさです。
けれど、大切な物を壊されても怒りが湧く事はありませんでした。
灰色の大雨にも劣らない量の涙を流すわたしに、先生は言いました。
犯人は分かっていると。
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