第1話

3/43
前へ
/43ページ
次へ
~僕~ あなたは凄い人だ。 僕と違って男女問わず誰とでも仲良く出来できる。勉強すれば高い点数を取れて、運動も出来る。柔らかい人懐っこい笑顔を浮かべれば、男子達はみんな君を好きになる。 それでもあなたは無意識に魅力を振りまき続けるんだろう。 あなたは口癖で『私は幸せ』だと笑顔でよく言う。 僕にはそれが羨ましかった。 黄色い太陽みたいに暖かい人柄で、それでいて誠実。他人にも幸福を分け与える天使。 嫉妬する程に完璧で……そんな君を僕は心底尊敬する。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加