第1話

7/43

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
「……欠陥なんかじゃない」 僕の蚊の鳴くような声に君は可愛らしく小首を傾げた。 「大丈夫だよ……!君のそれは君を幸せにしてくれる。だ、だって!僕なんかより100億倍楽しそうに……生きてるんだから……!」 僕の真剣な表情に君はボーッと不思議そうな顔を向けた。やがて息を吹き返したように微笑を浮かべ、 「ふふ、ありがとッ!」 ふわり、と白く柔らかな笑みを浮かべてくれた。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加