第1話

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~わたし~ この10年間で初めて怒りがない事を他人に打ち明けました。どうして今になって、それもあなたに話したかはわかりません。 けれど、あなたにならお話しても良いと思えたんです。 『君は本当に星が好きなんだね。僕なんかより100億倍幸せそうだよ』 古い思い出から『彼』との会話が蘇りました。 輝く星が好きなわたしと、淡い月光が好きな『彼』。 (わたしがあなたに秘密を打ち明けれたのは……) きっとあなたが───────。 ▲
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