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「君が丸山桃子さんかな?」
「は、はい!」
「かなり緊張してるみたいだけどまずはリラックスして貰わないと、先に進まないんだ。
君の悩みを解決するのが私の仕事でもある」
ここは『先生』のカウンセリングルーム。
彼はヒプノセラピーとも呼ばれる催眠療法を使い、多数の悩みを解決して来たカウンセラーだ。
予約待ちさえ出る、そのカウンセリングに桃子は定期的に通う事になったのだという。
『何かあるな…あのマスターの紹介、普通じゃあ無い!』
不信感を抱きつつも、何度目かのカウンセリングで桃子の催眠療法が開始される段階になっていた。
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