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「ではリラックスして来たかな?
目を閉じて…数を数えていく内に貴女は小さい頃に戻っていく…」
「はい」
先生が数を数えて行く度に、桃子の精神は少しずつ…過去のあの頃に戻っていった。
※※※※※※※※
『やーい、ブタ!』
『ブタはブヒブヒ鳴いてりゃ良いんだよ!』
私は小さい頃から体型の事でイジメを受けていた。
小学校も半ばになると男女関係なく私はブタ、ブタ、ブタ!
給食をぐちゃぐちゃに混ぜられて…ブタの餌って食べさせられた。
『私はブタじゃあ無いのよ!
痩せてやる…痩せてやるんだから』
そうして、無茶苦茶なダイエットを実行したんだったな。
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