269人が本棚に入れています
本棚に追加
逃げたいけど、足が動かない
…これが恐怖心…みたいな??
「グルルル……グオオオォアアア!!!」
竜と目が合い、雄叫びをあげるとこちらにゆっくりと近づいてくる
「っ……いきなり…ピンチ??…」
「グルル……人間、人間がなぜこんなところにいる」
「しゃべった?!…」
襲われるのかとおもいきや話しかけられるとは思ってなくて、もろ声に出てしまった
「我らは元々言葉は理解している、下等な生き物と喋る気がないだけだ。ここは竜の森、なぜ人間がここにいる。」
な、なるほど…竜は人間より知能がはるかに上なんだ
「えと…僕にもさっぱりで…」
うん、ほんとに…嘘はいってないよ
「ふざけるなよ人間。貴様などとって食うことは簡単。だが我は少し貴様に興味がある。この世界の人間とは違う匂いがする。そのわけを知りたいだけだ。」
へぇ、匂い違うんだ…。スンスン……いや、僕にはわかんないや
…まぁ、でも隠す必要ないし…
「わかった…信じてくれるかはわかんないけど…」
最初のコメントを投稿しよう!