絶望

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もう人としても扱ってもらえない 僕の周りにはいつも白い服で身を包んだ人でいっぱいだ 兄さんが死んだ次の日、こいつらが来て変なところにつれていかれた 止めてくれる人なんて…いるわけがないよね …それを企てたのは…父さんと母さんなんだから それからはずっと…この白い人たちに変な機械で調べられたり いろんな所を触られたり、解剖されたり 気持ち悪い おかげで体は傷跡だらけ 食事もろくに与えてくれない 自由にもしてくれない 手足は鎖でつながれてて、頑丈な個室に閉じこめられてる毎日 出られたかとおもいきやまた変な機械と、検査ばかり もう 気が狂いそうだよ…… あぁ、そうか、もう遠慮なんていらないんだ 狂っちゃえばいいんだ…そうだよ…っふふ
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