絶望

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「??……おい、実験台A…様子がおかしくないか??…笑ってる??」 「…え?…?!!お、おいみろ?!…数値がどんどん上がってる、ぼ、暴走か?!」 「これは危険すぎる!!!早く上に連絡をっ!!力を使われて、ここを壊されたら大変だぞ!」 手加減なんてもうしらない この世界全てが悪いんだもん 兄さんも死んじゃった 僕にここへの未練なんて ない 全員、シネバイイ 「?!い、急げっ…あ、あいつの周りが壊れはじめ…ぎゃぁっ」 めんどくさいけどまず一人 …イメージすれば簡単にできる、頭のなかで物が壊れるイメージ そうしたら思った通りにどんな頑丈な部屋でもヒビがはいり、瞬く間に崩れていく 僕は、手で触れたものを破壊、粉砕することができる 物心つかないうちに、この変な力があることに気づいた 触ったら壊れたり、粉々になったりするから小さい頃は誰にも触れなかった 少しずつ練習して、コントロールしているところをたまたま両親に見られてしまった それからは、……
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