絶望

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いきなり現れた奴は、この世界からしたらあからさまに格好がおかしすぎる 髪真っ赤だし、変人?? 「っちょっと~??変人とは失礼じゃないかな?!!」 ?!! 「僕しゃべってないのに…」 「あぁ~そのくらいわかるよ(笑)だって神様だもん(笑)」 「嘘だ」 「そんな即答で否定しなくても?!!」 こんなへらへらしてて、平和ボケしてそうな人が神様なわけがないし 「まぁそうだけどさ?!!」 「人の心勝手に読むんじゃない」ベシッ 「あいてっ?!!…暴力的?!!」 何から何まで怪しすぎる… 「というか、僕に何の用なの…もしかして助けてくれたのもあんたなの?…だったら余計なお世話だったんだけど」 「助けてあげたのにひどい?!もうちょっとで死んじゃう所だったんだよ?!あんな高い所から落ちて、下の川に流されてたんだぞ?!」 「だから!!!…僕は死にたかったんだよ、……だって…生きてる意味もないじゃん…」 僕を実験体としか思っていないこの世界に…いる意味もないじゃん…こんな力あっても不気味がられるだけ… 「あんたも、本当に神様なら…見てたんじゃないの?…あのくそみたいな光景、見て見ぬ振りしたんだろ」 「ごめん、これは…僕の手違いなんだ…」 手違いって…なにさ……
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