第二十五章

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 次の日も、安子は同じ喫茶店にやってきていた。今度は、友達と会う約束をしていたからだった。今日の朝、新しい学校に行った安子は、同じクラスのミチルと友達になった。それで、昨日行った喫茶店で待ち合わせをする事に決めたのだった。  マスターは、昨日と同じく、安子を出迎えてくれた。 「いらっしゃいませ」  安子はこの時、友達と待ち合わせしていることを話した。 「その友達とは、どんな子かい?」
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