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彼女の企みは直ぐに解った。
「私、社長の令嬢になることになってるの。
それこそ、復讐・・・ぷぷっ、失礼・・・!!ビジネスチャンスと思うの!!そこでなんだけどーーーー!!
私の子供の世話をして欲しいの!!」
げえっ!!やっぱり!!
「だって、貴方『追い出し部屋』の身でしょ?クビに近いじゃないの?
どうせ、路頭に迷うんだから、貴方は『キツネ』になったんだから、私の子供の世話をしておいてね!!」
ちょ、ちょっと!!ぼ、僕、妻子持ちなんだけど!!
♪♪♪♪♪
昆子のスマホから着信?!
「はーい!!もしもし!!あ、社長?今からバーで飲みにはーい!!今行きまーす!!」
?!!
「あははっ!!じゃあ、私の子ちゃんと面倒見てね!!ばーーはーーーい!!」
『妖狐』の昆子は、そこら辺に落ちてた葉っぱを頭に乗せるとドロン!!とワンレグを着た女性に化けてそのまま走り去っていってしまった。
あの彼女、何処まで『女ギツネ』なんだ・・・?!
「パパーお腹すいたー!」
「パパー遊ぼうよ!」
「パパー!」「パパー!」
げえっ!!もう、子ギツネ達になついている!!
とほほ・・・早く『僕』を人間に戻せよーーー・・・
まあ、上司にネチネチとパワハラさせられるよりましかな?
ぐいっ!!ぐいっ!!
「パパーー!!遊ぼうよ!!」
「ねえパパーー!!」
「パパーー!!」「パパーー!!」
うわーっ!子ギツネ達、『僕』のヒゲと尻尾を引っ張るなーーーーー!!
~謎のキャリアウーマン~
~fin~
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