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「しゅ、しゅみましぇん・・・」
「なあに?賢一さん?」
うわっ!返事された!!
「い、一緒に昼飯でもどうですか?」
ドキドキドキドキドキドキ・・・
「いいわよ。」
うわーーーやってもうた!!
昼飯。
『僕』は安月給なので、毎日一番安いパン1個。
ちなみに、彼女はきつねうどん。
あれ?
彼女は持参したタッパーを明け、きつねうどんから油揚げを取り出して入れている。
何で?
次の日は、彼女から『僕』を昼飯に呼んでくれた。
また彼女は、きつねうどんから油揚げをタッパーに入れている。
次の日も、
次の日も、
そのまた次の日も、
彼女はきつねうどんから、タッパーに油揚げを入れている。
何で油揚げを?????
こんな『僕』が会社の戦力であるこのキャリアウーマンと一緒に昼飯に行く度に、社内から戦力ではない『僕』が誹謗するようになるのではないか?と、内心思ったりとしたが、
何せ『僕』は、『追い出し部屋』の身。隔離されてるので何ともなかったことが幸いだが・・・
気になる・・・
気になるなあ・・・
何で彼女は、油揚げを持ち帰るのだろうか?『アフター 5』に帰宅についていって確かめたい・・・
ついでに、彼女のプライベートも・・・
でも、これって・・・?!
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