先生恋愛。 第6話

◇初めての告白◇ #2

「先生、私泳げた！」

やったな、やったなとはちきれんばかりの笑顔で喜ぶ先生に、思わず抱きつきたくなった。

先生が手を伸ばす。

ドキドキする胸で、先生の手を取りプールから上がった。

いやぁ、こうして目の前で達成した姿を見れるなんて体育の先生もいいもんだなぁ。

先生が感慨深げにそう呟く。

私のドキドキは最高潮に達していた。

今しかない。

今言うしかない。

これが、絶好のタイミング。