先生恋愛。 第6話

◇初めての告白◇ #2

太陽がすっぽりと地面に隠れ、急激に辺りは暗くなっていく。

今まで暑いくらいだったのに、風が吹くと肌に冷たい。

先生はとても驚いた顔をして、時間が止まったように身動き一つしなかった。

私は手足が震えてきて、寒いからなのか、緊張しているからなのか、自分では分からないくらい頭が真っ白になっていた。

……言った。

ついに伝えた。

私の気持ち。

先生は告白慣れしているはずなのに、初めて告白をされたかのように固まっていた。

何の返事もない。

沈黙が、辛い。

心臓が動きすぎて、胸から飛び出てくるんじゃないかと思うほどだった。