◆言えない想い◆

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―――――――――― ――――――― ―――…… 先生の唇が私の唇に触れる。 そっと、壊れ物を扱うかのように。 夏風がふわっと吹き、プールの独特の匂いが鼻腔を掠めた。 セカンドキスとも違う、ファーストキスともまた違う、三度目のキス。 ただ唇を重ねるだけなのに、どうしてこうも違うのか。 その時の想いによって変わる虹色のキス。 抱きしめ合い、重なった胸の暖かさが心地いい。 背中にまわした手に力を込めると、返事をするかのように先生も私をぎゅっと抱きしめた。
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