◆言えない想い◆

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唇が離れる。 見つめる目と目。 少し潤んだ瞳がセクシーで、ああやっぱり私はこの人が好きなんだなって思った。 先生は、もの欲しそうな顔を一瞬してから、セカンドキスのように深いキスをしてくるんじゃなくて、私の頭をぐっと自分の胸に押し付けた。 ドクドクドクドクっ… 先生の鼓動が聞こえる。 少し、速い? 先生も緊張してるのかな? そうだったら、嬉しいな。 先生の胸に顔をうずめたまま、しばらく先生の匂いに包まれていた。 ずっとこうしていたい。 ずっとこのまま、先生の腕の中にいたい。
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