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……７年前の私は、無鉄砲だったけど勇気と根性だけはあった。
家に帰って、夕飯も食べずに夜通し泣き続けたけれど、
夏休みが終わる頃には新たな決意を胸に秘めて、前以上に元気になっていた。
泣いてたって仕方ない。
振られたもんは仕方ない。
仕方ない、とは思っていても諦めることができなかった。
両想いになれないと分かった時点で終わる恋なんて、本当の恋と言えるのだろうか。
好きなものは好き。
理性で処理することなんてできない。
ましてや他に、好きな人を新たに作るなんて……
そんなこと、できるはずがない。
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