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「でも藤木先生っ!
河本先生に同棲中の彼女がいたら藤木先生を家に泊めたりしないんじゃないですか?」
「そうなのよ。あんまり彼女が家にいる様子がないのよ。
私が急に家に行ってもいい?ってかまかけた時も平気だったし。
私の予想では、半同棲なのかなって思うの。お泊りグッズを彼氏の家に置くことはよくあることよ。でもねそれにしては量が多すぎるのよ。だって一つ分の部屋まであるのよ!?
それだけ量が多いのにわざわざ隠すなんてバカだと思わない?見つからないとでも思ったのかしら」
一つ分の部屋……女物の品々……
あれ? なんか梁取先生の家と似てないか?
「でもそれは昔妹さんが使ってた物とかじゃないんですか?」
「それか昔同棲してた元彼女のね。私も考えたわよ、でもね減ってるのよ……
クレンジングや化粧水が……」
わなわなと怒りで震えだす藤木先生。
凄い、そこまでチェックしてるなんて……
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