0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
私が食事を終える頃にはスープも冷め、ズルズルと啜る音が聞こえる。その姿を見ながら私は少しの快楽に浸る。さぁ、今日はどうやって相手をしようか考えこむ。
私と彼の食器を下げ、お風呂に連れて行く。お風呂と言ってもシャワーしかついていないのだが、ないよりはマシだ。傷だらけの彼を引っ張りお風呂へ連れて行く。そして頭からお湯をかけていく。
「……痛い、痛いよ……」
そう言いながらお湯に流される。
「いいわ、もっと、もっとその声をきかせて頂戴」
彼の耳元で囁く。苦痛が入り混じったか細くて苦い声がどうしようもなく好きだ。だから私は彼に苦痛と快楽を与え続ける。その声が聞きたくて、私は――――
最初のコメントを投稿しよう!