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「いいわ。今日はご褒美をあげる」
そう言って彼のものを咥える。舐めて、しゃぶって、音を立てて、その快楽に打ち震える顔が可愛くて、彼は最高に芸術的な人間だと思う。
「……っ! っ……ふっ!」
そんな声が出てくる頃、快楽に身を任せる彼に静止をかける。
「あっ……もっと……っ!」
その声に私はこれまでにないほどの興奮を覚えた。頭から足の先まで伝わる一本の線のような感覚。それはまさしく興奮と呼ばずしてなんと呼ぶのか。
「駄目よ。まだあなたは果てる時ではないの。いい? これからもっとすごい快楽をあげる」
そうして彼のものを受け入れる。淫猥な音を立てて彼のものが私の中に入っていく。
「あぁっ! 熱い! やっぱりあなたは最高だわ!」
そうして私は腰を振っていく。粘体音と共に肉と肉がぶつかり合い、彼とともに快楽の海へ堕ちていく。
それから私達は、荒い呼吸と共に肉と肉がぶつかる音が響き渡った。ぐちゅ、ぐちゅ、ぱん、ぱん。そんな音が部屋中に響き渡っていた。
「うっ……あぁっ!」
一際激しい声と共に彼の腰が止まる。それを皮切りに私は彼のものを抜く。
白濁液が彼のものから飛び出し、無抵抗のままそれを吐き出していく。
「っふふ、よく出たじゃない。そんなあなたが大好きで堪らないの」
そう言って寝たきりの彼を起こし、抱きしめる。
「……」
「また明日から日常が始まるわ。嫌になる」
そうして彼の身体を洗い、自分の身体を洗い、お風呂場を出る。
身体を拭き、手足を縛り、布団の中に転がす。
「今日も疲れたわね。すごく良かった。また、しようね」
そう言いながら布団の中に転がす。
「それじゃ、お休みなさい……」
布団を被せ、私はパソコンを起動させる。
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