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愛実が出て行き、一人になった部屋で黙々と机に向かって勉強をする私。
ノートも広げて、小テストに出てきそうな単語を書き写していく。
ふと、
ノートに走らせていた、シャープペンを止めた瞬間、
“本当にこのまま誰とも付き合わないでいるつもり?”
愛実の言葉が浮かんでくる―…けど、
ない。
私が誰かと付き合うことなんて絶対無い。
恋をするなんて考えられない。
そうキッパリ断言できるほど、恋愛感情というものには、もう無縁だと思ってた。
これから、
そんな私の断言が180度覆されてしまう事なんて全く予想も出来ずに、
頑なに、そう思っていた。
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