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また、
ゆっくりと近付いて、重なる唇。
あなたと出会って初めて知ったキスの味。
ねぇ、これが何回目のキスになるのかな……?
唇を重ねるだけで、こんなにドキドキしてる。
これ以上は―…
どうなってしまうのか、想像できない。
想像できないけど、キスより先も桐嶋さん、あなたとしか考えられない。
そんな私には大胆すぎる事も、あなたといると考えてしまう。
あっという間に過ぎてしまう、今夜のタイムリミットの三分間。
名残惜しげに唇を離した私たちは部屋を出る。
私の腕の中にはチューリップの花束。
しっかりと抱いて、桐嶋さんの車に乗り込む。
チューリップ。
花言葉は、永遠の愛。
微糖engagement~Sweet~valentine's day【完】
チューリップの花言葉は色や品種、地域などによって異なったりするみたいですが、微糖~では永遠の愛としています。
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