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吸い付くような手触りの頬を撫であげ、
滑らかな髪を指で梳く…思わず溜め息がこぼれた
『いいなぁ…こんな美少女だったら、どんな
男の子だってきっと振り向いて見ちゃうよね?』
自分に無いモノばかりを持つその人形に羨望の
眼差しを向けながら、ふとした違和感を感じて
手を止める。ーーー・・・パシン!
『ちょっと!いつまで触っているつもり!?』
『えー・・・っ!?』
人形だと思い触りまくっていた清香の手を
払い除け、大きな碧い瞳が清香を睨む。
突然の事に固まり、その場を動けずにいると……
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