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『いつまでバカ面晒している気っ!?アンタ
お客なんでしょ!?さっさと欲しいモノ選んで
とっとと帰ってよ!居座られたら迷惑だわっ』
座っていた場所からピョン♪と飛び降りて
更に奥へと歩いて行く。清香は自分の手を見つめ
さっき触った頬の感触を思い出すー・・・
確かに血の通わない、陶磁器の冷たい感触だった
『シシィ、お客様に対して失礼な態度は
改めなさいと何度も言っているでしょう?』
店の更に奥にあるカウンターから男性が出てくる
柔らかな物腰に、洗練された仕草…まるでお伽噺
に出てくる王子様か貴族のような仕草で恭しく
頭を下げる。今まで見た事もない程の美形だ!
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