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シシィと呼ばれた美少女が、清香の足元で
見上げながら毒づく。どう見ても10歳前後にしか
見えないのに…その表情は、恋敵に嫉妬する女の
顔に見えた。それ以前に、本当に店員なのかな?
『シシィ…今度、お客様に失礼な態度を取ったら
【お仕置き】ですよ?分かっていますね…?』
一瞬、店内の温度が下がった。クロウの有無を
言わせぬ眼力に、素直に頷くシシィ
『ごめんなさい…クロウ…』
不思議な店主と店員ー・・・他に従業員はいない。
店内に足を踏み入れてしまった事を少し後悔する
清香だったが…出会いに偶然はない。あるのは
必然だけー・・・清香の人生は、2人との出会いに
よって、大きく変わって行くのだった。
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