その1

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「真琴、少女漫画読んだことあるよね?」 「あるけど、部屋の7割は 少年マンガだよ」 「今すぐ少年マンガ廃品回収にだせぇぇ!!」 「いやだよ!ワンピース、ナルト、BLEACH 大っっ好きだもん!!」 「乙女を学べぇぇ!!」 「学ばなくても生きていけるわwww」 高校生なりたての女の子2人がスタバで こんな会話してるもんだら 周りのお客さんからクスクスと聞こえてきた。 「あーあ、真琴に恋が来るのは 多分ないだろうなぁ(笑)」 「それはさすがにひどくね?(笑)」 「じゃあ、初恋とかしたことあるの?」 「………ないでーす\(^ω^)/」 「はい、しゅーりょwww」 初恋したことない歴=年齢の五十嵐 真琴でした☆ 「で、でも 私でもあの人カッコイイなぁってくらいは思うんだからね?」 「ほー、いつ、どこで??」 「さっき桜の木の下で告白されてた男の先輩」 「はぁぁあ!? なんでそれを早く言わないの!?」 「いや、だって先に行っちゃうから」 「ねねね!!どんな感じ!?」 目がすごいキラッキラしてる(笑) 「なんかねー 漫画から飛び出してきた感じ」 「何それ(笑) 王子様系?」 「王子様っていうか…」 爽やか…って感じでもなかったしなぁ… あ、でもなんかどこかで見たような……。 ────あ! 「ごくせんに出てくる人っぽかった!」 「………( oωo )パードゥン?」
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