はじまり

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 「怪我をした者を集めなさい」  隊長がこちらに呼びかける。  我に返ると、兵士達はけが人に手を貸し起き上がらせようとした。  (そのままで結構です)  頭の中に言葉が響いた!?  周りの兵も驚いたように顔を上げる。  (これは、念話です。自己紹介が遅れました。私は、ギルド本部所属の者です。そして、後ろが天帝。皆さんには、今から治癒魔法をかけますので安心してください。)    (<神の光>)    あたりはまばゆいばかりの光に包まれた。  これが治癒魔法!?  先程まであった傷は綺麗にふさがり元どうりになっていた。  安心したのもつかの間、急激な眠気に意識を失った。    最後に小さくかすれた謝罪の声が聞こえたきがする。それもまだ幼さをにおわすような。  
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