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少しでも物音なんて立てたら、すぐに殺される。そんな緊迫した状況下でこの戦いが終わることなく続く。
死と常に隣り合わせの非現実的だと思いたいこの戦闘を、俺は、たった一人で繰り返している。
「ハア、ハア、くそっ」
何なんだ、この敵の数は。
今までとは比較にならない程、膨大な敵の数だ。
多分、500人は軽く超えているだろう。
1人の人間が倒せる量じゃない。
「一体どうやったら、コイツらを消せるん...」
「だ」という言葉を発する前に、目の前の視界が反転した。
大きな衝撃と共に。
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