★死神からの手紙(ザク×ルト)

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(本当は、当たり前の日々なんてなくて、他愛ない喧嘩ができるのが何よりも幸せなことで) レインや教会本部、白服の事はまだわからないけど、きっとこれからも巻き込まれていくのだろう。そうなった時今の日々を楽しい思い出として思い出せるように・・・大事にしよう。 少ししんみりとしつつレイへの手紙を書き終えた。 「こんなもんか」 結構長くなってしまったがレイなら読んでくれるはず。でもこれ誰かに読んでもらうんだよな。変な事書いてないよな。一度見直しておくか。 と、そんなことを考えている時だった。 ドゴーン!! ものすごい音が廊下の方からした。音から察するに何かが弾けとんだ感じ。 「まさかザク・・・寝相が悪くて部屋を破壊しはじめたか」 んなあほなと自己ツッコみしていると、ずだだだっと騒がしい足音と共に書斎の扉が蹴り開けられた。これまたすごい音。リリを起こしていないか不安になった。 「ルトおお!!!」 やはり、音の原因はザクのようだ。血相を変えて俺の元へ飛んできた。 「なんだよ、今何時だと思って・・・」 「ルト!!起きたら横にいねえし焦ったんだぞ!!家出したかと思った・・!!」 「は?家出?」 「今回ちょっと無理させたし・・?悪魔の姿でやったから嫌われたかな~~って不安になりまして」 ちらりと様子を窺うようにこちらを見てくる。俺はため息をついて首を振った。 「そんな事でお前に黙って家出なんてするわけないだろ。無視はするかもだけど」 「ほんとか~~~!いや、無視もつれえけど、いなくなられるよりはマシ?百倍マシ!」 「そうかよかったな(棒読み)ほら・・・もうわかっただろ、部屋に戻って寝ろよ」 「んあ~?ルトは寝ないのか?」 不思議そうにしていたが、俺の手元を見て「ああ」と頷いた。
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