第1章

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高嶺の花。私は、そんな言葉がよく似合う美人。 自分で美人なのは自覚している。小さな頃から美人と言われてきたから当たり前だ。 勉強も運動もできた。音楽も絵も、料理だって得意。 ただ一つ、欠点がある。それがあって今まで男性と付き合えなかった。 あの日、彼と深い仲になった。酔った勢いは恐ろしい。 私の欠点を知られてしまった。 私には彼が初めてだった。彼は信じてくれなかった。 彼は会社の先輩。付き合ってすぐ、プロポーズされた。もう、私みたいな女性には出会えないって。 彼を逃したら結婚できない。即イエスの返事をした。
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