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「日下部さん、今週やたらと付き合い悪くないですかー? 昨日なんてさっさと帰っちゃったし」
「疲労がきているんだよ。お前らも四年後はこうなる。諦めろ」
「とかなんとか言って、実はオンナだったり」
「お前知らないのか? 日下部さん同棲六年目だぜ。ほら、わかったらウチらだけでいくぞー」
「えっ! なんで教えてくんねーんですか! 日下部さん狙いの事務ちゃん結構いるんすよ?」
「仕事のモチベ下がるだろうから、内緒な」
「へーい!」
フランク過ぎる付き合いを許してくれる上司として、もうすっかり後輩に懐かれてしまい、若い組から朝呑みに誘われるが、それを断って帰路へつく。
身なりにそこそこ金と時間を費やしているからか、性別問わず評判はそれなりだ。頑張った甲斐がある。
駅から家までの道のりにあるスーパーに寄っておつかいを済ませ、ようやく帰宅となる。
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