第1章

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アリアの装備について コルトM1911。 あのちっこい手で普通45口径なんて連射出来ない。 しかも1911の弾はすぐに沈んでしまうのに、あんなにバシバシあてるなんて不可能。 フルオートなんてなおさら、あの手が45口径のフルオートを撃ってちゃんと当てるなんて神だ。 (名前に神が入ってるよ) あ、そう。 それと、アリアはよく「風穴あけるわよ」と言うが、1911しかも45口径で人間に風穴は開けられない。 (KTW弾使ったら?) 肉だぞ、塞がるだろ。 それにしても、装備科はちゃんと仕事してるのか? 引き金の引き方でフルセミを切り替える!? プロだって銃を暴発させる事があるのに、高校生にそんなハイレベルな事させるなんて、普通にセレクター設けるべきだ。 とっさの行動でフルで撃ってしまい、ただでさえ少ない弾が切れたら終わりだ。しかも1911のトリガーストロークは短い。 そこでもうひとつおかしなところが浮かんでくる。 マガジン。 フルオートの癖にわざとらしく普通のマガジンを装填している。 1911だってロングマガジンくらいあるのに。すごいのだと刀みたいなロングマガジンや、ドラムマガジンだってあるのに。 あの銃は外見ばかりカスタムされ、性能は現状維持か劣る一方。 装備科何やってんだ…… 自分で言うのもなんだが、僕が装備科だったらもっとまともなものを沢山造れる自信がある。 例えばアリアの銃なら、まず9㎜弾に変える、もちろんロングマガジンを使用。そしてディスコネクターを操作するセレクターをグリップ上部に搭載する事でフル・セミを切り替える。 フルオートつんでんだからコンペンセイターの穴を設けてエジェクションポートを広げる。 改善点多すぎ。 (夢を壊すな)
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